小児はり  

 お子様の健康は、お父様、お母様にとって、とても気になるところだと思います。
健やかに育って欲しい、それが親の願いですよね。

「中耳炎になりやすくて、プールに参加できない」
「肌がカサカサして痒くてかわいそう・・・」
「いつもどこか悪くて、何かしら薬を飲んでいる」
そんなお悩みはありませんか?

小児はりは、「疳の虫」治療として、
特に関西圏では昔から日常的に親しまれてきています。
小児の色々な症状に効果的です。

乳児からの治療が可能です。


 基本的な考え方は、大人の方の治療と同じです。
気をめぐらすことによって自然治癒力が高くなり、子供の発育が最大限に発現され、色々な症状が改善されます。発育不良のお子さんにも、健やかな成長が期待できます。

 小児の特徴は、臓腑の働きが弱く、形態と生理機能が不充分であるが、生命力が湧き上がり発育がはやいものです。そのため、病気は発症しやすく、症状も変化しやすいのですが、回復もしやすいことが挙げられます。

 つまり、小児は大人に比べて気の動きがとても速いので、少しの治療量で効果が現れやすいものです。
時間にしたら5分程度、使うはりも写真のように平べったかったり、先が丸いものをつぼに当てたり皮膚をなでたりして治療するので、痛くないのです。
左に3本たてに並んでいるのが
お子さんにも使うはりです。

太さも大きさもあるのですが、
刺すのではなく、
お子さんに合わせた治療ができます。

一番右の横向きに置いてあるのが
通常使うはりです。
お子さんの年齢や様子によっては
こちらのはりでも、なでることもできます。

疳の虫

 この「疳の虫」、現代では「夜泣き・癇癪など」を指すことが多いのですが、本来、東洋医学において「疳」は、子供の疾病を表す概念です。

 小児はりでは、よく泣く・奇声を発したり人に噛み付く・爪をかむ・指しゃぶり(ストレスが原因の場合)・落ち着きがない・過食による腹張・一時的な発熱・嘔吐・食欲不振・下痢・鼻汁・鼻づまり・のどの痛み・咳・風邪をひきやすいなど、小児の症状の多くを「疳の虫」の症状と考えます。


内因七情

 東洋医学では、「感情」と身体「臓腑」は密接に関係していると考えます。

 「七情」とは、「
怒:肝」「喜:心」「思:脾」「憂・悲:肺」「恐・驚:腎」のことです。

子供は、身体の生理的機能は未発達でも、心は大人と同じく、いや大人以上に感受性が強いものです。周りの環境に影響された偏った感情が内因となり、症状が現れていることも少なくありません。

 治療と共に、生活を見直すことも大切です。



小児はり治療風景
まずは
お話したり、コチョコチョして
和んでもらいます。

 
その子の様子や症状から、
ツボや経絡を選んで
はりを当てます。

先の丸い金色のはりを使って
手足のツボに治療している様子です。
もう少し太い、先の丸いはりを使って
お腹に円を描いたり
なでるようにしています。
背中も軽く、スッスッとなでます。
痛みがないことをわかってもらえれば、
ニコニコ受けてくれます。